9月定例議会は、10月15日(月)に最終日を迎え閉会となり、閉会から2日後の10月17日(水)に決算特別員会のメンバーとして、企業会計視察に埼玉県行田浄水場(行田市)と県立がんセンター(伊奈町)を訪問して参りました。
私は平成23年度決算特別委員に選任されました。決算特別委員会は前年度(平成23年度)の決算について、その収入および支出が適法、正当に実施されたか、事業の目的に見合った効果が出ているかなどを審査し、今後の県政に反映させる事を目的として審査を行います。今定例会においては、10間(2日間の視察を含む)に渡り病院局・企業局・下水道局の企業会計をはじめ、企画財政部や保健医療部など13部門の一般会計・特別会計の決算審査を行います。今回の視察は、その皮切りとして、企業局が所管する行田浄水場と病院局が所管する県立がんセンターの現場を実際に見てまいりました。
行田浄水場は利根大堰から取水して、昭和59年7月から給水開始されました。場長始め42人の職員で運営され1日の浄水処理能力は50万㎥で埼玉県大久保浄水場に次いで県内2番目の規模となっており、給水市町は上尾市始め24市町、給水人口は約180万人です。今回の行田浄水場視察では浄水施設上の地上スペース2、2ヘクタールを活用し、5,040枚の太陽光パネルを設置した大規模太陽光発電設備(メガソーラー)を見るのが最大の目的でした。
がんセンターは病院理念「唯惜命」の下、県の中核的がん専門医療機関として、昭和50年11月に開業しました。当初100床で先行オープンとなり、昭和52年4月には当初の予定だった200床、その後も増床し、平成9年には400床となりました。平成19年には、地域がん診療拠点病院に指定され、昨年の平成23年9月から新医療情報システム(電子カルテ)を導入稼働しています。現がんセンターは開院後35年が経過し、患者さんのニーズに応えるためにも新病院を建設する事となりました。新病院は現がんセンター北側の場所に平成25年末開業に向け、現在、鋭意建設中です。現がんセンターよりも100床多い500床、地下1階/地上11階の鉄筋コンクリート造(免震構造)となっています。