公明党県議団として、前島富雄・埼玉県教育長に対して「いじめ防止に関する緊急要望」を行いました。
滋賀県大津市における男子中学生の自殺事件をはじめ、草加市でもいじめが原因で、中学2年正が校舎から飛び降りて大けがをするなど、いじめによる深刻な事件が相次いでいる事態を重く受け止め、県議団として、いじめ防止対策のさらなる強化を求め、緊急要望を行いました。具体的には、以下の4項目を実施するよう求めました。
①各学校においていじめの実態をあらためて把握すること。
②いじめが発見された場合の教員の対処方針について、再度研修を行うなどして、徹底確認すること。
③「いじめ電話相談」(24時間、無料)などの電話番号を児童生徒や保護者に再度、徹底通知すること。
④いじめは悪であり、してはならないことをあらためて児童生徒に教えること。また、いじめを生まないような「心を耕す教育」を充実させていくこと。
これに対し、前島教育長からは、「重く受け止めてしっかり対応します」との回答がありました。いじめによって、未来のある子どもたちが自ら命を絶つようなことは、絶対にあってはならないことです。学校、教師が現場において適切な対処を取るとともに、いじめの陰湿な行為を「絶対に許さない」という態度を、社会全体で示していかなければなりません。